- マネーフォワード クラウド会計の補助科目って何に使えるの?
- 補助科目の設定方法を具体的に知りたい
- 補助科目を活用して残高管理を効率化したい
- 経費や売掛金の管理に補助科目を最大限活用するコツは?




マネーフォワード クラウド会計の補助科目とは
マネーフォワード クラウド会計の科目体系
- 決算書科目:決算書に表示される科目
- 勘定科目:日々の帳簿記入に使用する科目
- 補助科目:勘定科目の内訳を詳細に管理するための科目






マネーフォワード クラウド会計で補助科目を設定する方法
マネーフォワード クラウド会計のメニューから「各種設定」をクリックし、「勘定科目」を選択します
「貸借対照表」または「損益計算書」タブで目的の勘定科目を探します
対象の勘定科目の行にある「+補助科目追加」ボタンをクリックします
補助科目名、税区分などを入力し「保存する」をクリックして完了






マネーフォワード クラウド会計で補助科目を活用する5つのメリット
補助科目設定のメリット
- 詳細な残高把握:取引先や口座ごとの残高をリアルタイムで把握可能
- 異常値の早期発見:補助科目ごとの残高推移から異常値を素早く特定
- 督促業務の効率化:取引先ごとの売掛金残高を確認し、入金漏れに迅速対応
- 勘定科目内訳明細書:税務申告時の内訳明細書作成が格段に楽になる
- 消費税区分の適切な管理:補助科目ごとに税区分を設定し、インボイス制度対応も容易に
マネーフォワード クラウド会計の補助科目設定例4選
預金口座の補助科目設定
勘定科目 | 補助科目例 | 活用ポイント |
---|---|---|
普通預金 | メインバンク支店A | ・各口座の残高をリアルタイム把握 ・銀行残高証明書との突合が容易 |
セカンドバンク支店B |
自動連携のポイント:「データ連携」機能で金融機関の口座を連携すると、口座ごとの補助科目が自動作成されます。自動作成された補助科目名は後から編集可能です。
売上高・売掛金の補助科目設定
勘定科目 | 補助科目例 | 活用ポイント |
---|---|---|
売上高 | A社関連 | ・取引先ごとの売上推移分析 ・部門別売上管理 |
B社関連 | ||
サービスC | ||
商品D |
請求書連携のポイント:マネーフォワード クラウド請求書と連携することで、取引先ごとの補助科目が自動的に作成され、売掛金管理が格段に楽になります。
消費税の課税区分と補助科目の連携
地代家賃の消費税区分管理例:
補助科目 | 消費税区分 | 説明 |
---|---|---|
オフィス賃料 | 課税仕入 10% | オフィス賃料(通常の課税取引) |
駐車場代 | 課税仕入 10%(経過措置) | 個人(免税事業者)からの駐車場賃借料 |
社宅 | 非課税 | 居住用契約の賃料(非課税) |
インボイス制度に対応するためには、国税庁のインボイス制度概要を確認し、適切な税区分を設定することが重要です。






API連携とAI学習による補助科目の自動推定
AIによる仕訳提案機能:マネーフォワード クラウド会計では、API連携した明細データをAIが学習し、適切な補助科目を自動推定する機能があります。
- 補助科目も自動推定:勘定科目だけでなく、補助科目までAIが提案
- 記帳がスムーズに:補助科目設定で選択した消費税区分が自動で与えられるため記帳が楽になります
- 学習精度が向上:使用頻度が高まるほど、AIの提案精度も向上します






経費関連の補助科目設定
無駄な補助科目は避ける:通信費など、金額が少額で内訳に大きな意味がない勘定科目については、補助科目を作りすぎると管理が煩雑になるだけです。経理効率化の観点から、本当に分析や管理が必要な科目だけに補助科目を設定しましょう。
- 旅費交通費 → 「出張費」「通勤費」など目的別
- 消耗品費 → 「オフィス用品」「現場消耗品」など用途別
- 広告宣伝費 → 「ウェブ広告」「展示会費用」など媒体別
マネーフォワード クラウド会計の他サービスとの連携設定
連携サービスと補助科目の関係
連携サービス | 補助科目との関連 |
---|---|
クラウド経費 | 未払金(補助科目:経費精算) |
クラウド請求書 | 売掛金の補助科目が自動作成 |
銀行・カード連携 | 預金・クレジットカードの補助科目 |






マネーフォワード クラウド会計の補助科目設定時の注意点
補助科目設定の注意点
- 必要な項目に絞って設定(多すぎると管理が煩雑に)
- 使用中の補助科目は削除できない(非表示は可能)
- 後から科目の追加は可能だが、計画的な設計が望ましい
- 消費税区分の設定漏れに注意(特にインボイス制度対応)
マネーフォワード クラウド会計の補助科目に関するFAQ
- 補助科目は必ず設定しなければならないですか?
-
いいえ、必須ではありません。補助科目を使用しなくても決算書は作成できるので、無理に使う必要はありません。ただし、設定しておくと残高管理や消費税の記帳が格段に効率化されます。
- 他のクラウドサービスとの連携で補助科目が自動作成されますか?
-
はい、一部のサービスでは自動作成されます。「マネーフォワード クラウド請求書」との連携では、「取引先名に応じた補助科目」で「作成する」にチェックを入れた場合、取引先を登録するごとに補助科目が新規作成されます。また、銀行やカード連携時にも自動作成されます。
- 補助科目を一度に削除する方法はありますか?
-
一括削除機能はないため、使用されていない補助科目を個別に削除する必要があります。既に取引で使用されている補助科目は削除できません。
- 補助科目の設定数に制限はありますか?
-
理論上の制限はありませんが、管理の効率性を考慮すると、必要最小限にとどめるのが望ましいです。特に分析や管理に必要な勘定科目に対してのみ設定することをお勧めします。
まとめ:マネーフォワード クラウド会計の補助科目活用法
残高管理・取引先管理・経費分析など、何のために補助科目を設定するか明確にする
管理上本当に必要な項目に絞って設定し、複雑化を避ける
不要になった補助科目の整理・表示設定の見直しを定期的に行う
特にインボイス制度導入後は、補助科目ごとの正確な消費税区分設定が重要





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